裸でも生きていけると実感した

NPO法人Global Gatewayでは、大学生に向けた国際理解教育ならびにキャリア教育に取り組んでいきます。

しかしながら、そんなに堅苦しいことをやっていこうと思っているわけではありません。 ただ単に、同じ志を持った仲間づくりを通して自分自身の人生に向き合い遊びも学びも全力でやってほしいなとそう思っております。

私個人の話になってしまいますが、大学進学直前に両親が離婚しました。 父親から「自分自身の学費は自分で払うように。」と告げられ必死にアルバイトに取り組みました。 なんと５つのアルバイトを掛け持って生計を立てておりました。 働きすぎて学校に行けないというのは本末転倒なため、高校までは勉強とは無縁だった私が勉強にのめり込むようになりました。

母校である、日本福祉大学国際福祉開発学部では福祉と語学（主に英語）、そして国際理解教育を主に学びました。 大学のカリキュラムの中で、東南アジアを中心とした諸外国へ行く機会が多くたくさんのカルチャーショックを受けました。 東南アジアの交通網、水回りの事情、教育事情・・・。あげればキリがないですがその中でも一番の衝撃が、「ものとか情報がなくても笑顔でいる人々」でした。 日本よりも圧倒的に選択肢が少ない東南アジア諸国において、みんなが笑顔で他を敬い心を配りコミュニケーションをとっている姿が印象深いです。 その姿から、お金や時間がなくても生きていけるな、裸でも生きていけるな！じゃあ失敗を恐れずに挑戦しよう！という僕のモチベーションの根源が生まれました。

円安、物価高が叫ばれており日本の国際的な地位が危ぶまれる現在。 近い未来、絶対に東南アジア諸国の力を借りていくことになると思います。 今から、国際社会で活躍する人材を育成していくことが我々のミッションです。 一生涯学び、学んだことで誰かを笑顔にできる人が一人でも増えることを切に願っております。

NPO法人Global Gateway代表
阿部 誉大